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2014年2月

2014年2月24日 (月)

男結び(reef/square knot)と女結び(granny knot)(Thu May 30, 2013)

男結び(reef/square knot)と女結び(granny knot)(Thu May 30, 2013)

Time-stamp: "Mon Jun 24 09:47:42 JST 2013"

日本では男結びと女結びのように一対な呼び方をする。英語はそうでない。 男結びはreef knotとかsquare knotと呼ぶ。女結びはgranny knot(お婆ちゃ ん結び)である。reefには暗礁という意味と縮帆部(しゅくはんぶ、帆を、風 を受ける面積を少なくするために折り畳まれる部分)の意味がある。縮帆(と 拡帆、合わせてreefing)のさいのロープの結び方ということになる。結び目 が四角に見えることからsquare knotとも呼ばれる。

(注)reef knotという用語の中に、その結び方の特徴が隠れている。風が強 くなったら帆を畳む。それは素早くしなければならない。どういう操作なの か知らないがロープを解いて結び直すだろう。結ぶのも解くのも片手で済む くらい簡単でなければならない。グズグズしてたら強風で横倒しになるかも しれない。ロープの結び目から出ているロープ末端の一方を引っ張るだけで 結び目が解け始める。片手でも解ける。
The square knot is a binding knot used to connect two ropes of equal width.
This is how I got to know and treasure it in my ten years working on a rescue team for Technisches Hilfswerk. Captain John Smith might well have added around 1627 that the square knot, if applied incorrectly, can easily loosen, and become a “grief knot.”
He called it a “reef knot.” One of the special characteristics of the square knot is that it can be so easily loosened, and a seaman can make use of this when “reefing” a sail by tying off the excess cloth with a reef knot. (unquoted)
(bindとbendの違い)bindは束にして縛るというイメージである。bendは元々 曲げるという意味であるが、ロープの分野では繋ぐという意味になるらし い。ロープは本来曲がるものだから、別の意味に変わるようだ。(注終わり)

日本では、reef/square knotとは違う結びも、男結びと呼んでいる。日本で 言う男結びには二種類がある。園芸・農業・土木関係での男結びは、 reef/square knotとは違う。紛らわしいので垣根結び、俵結び、いぼ結び、 はえがしら(蠅頭)のように、その結び方が使われる場面による別名がある。 普通のreef/square knotを外科男結びと呼んで区別する。それは外科手術の 縫合の際の結び方の一つである。なお、いぼ結びとか「はえがしら」は結び 目の形状を表している。

男結びと女結びの呼び方の由来は分からない。分からないものには、分かり やすいコジツケを考えるしかない。以下で(1)結び目の形状、(2)結び方の手 順、(3)結び目の性質の三つでコジつける。

ところで紐を結ぶことは少ない。洋服はボタンかジッパー(チャック)であ る。考えてみると靴紐くらいしかない。ネクタイは結びが特殊すぎて他では 使えない。首巻きは一回からめるだけですむ。

あとは品物を詰め込んだダンボール箱とか古新聞・古雑誌を紐で縛るくらい だろう。宅配便は扱いが丁寧になっていてガムテープで十分で、紐掛けは要 らない。昔の鉄道小荷物のように放り投げられることはない。紐(ロープ)を 結ぶことは実生活のなかでほとんどなくなっている。

いわゆる男結び(真結びとか本結び - reef/square knot)さえ憶えておれば 事足りる。というか男結びしか知らないのが普通である。左右の紐(ロープ) を中指から小指までと手の平の間に挟んで親指と人差し指でロープの末端を 絡み合わせる。

男結びと女結びが一対の呼び方であることは結び方自体が似ているからだろ う。では、どのように似ているのか?ある一本のロープの端と他のロープの 端を結び付けるか、または一本のロープの両端を結び付ける。左右からやっ てきたロープの端どうしを一回だけ絡ませる。絡ませたところ(結び目)を通 り過ぎたロープを折り返して再び絡ませる。このとき右からのロープの端は 結び目で折り返されて左からやってきたように見える。

左右からやってくるロープの絡ませ方を、一回目と二回目で同じ向き(回転 方向)にすると女結び、逆にするなら男結びになる。同じ絡ませ方を二回繰 り返す従順(単純)なやり方が女結びになる。一回目と二回目を逆向きに、押 してダメなら引いてみな式の半ば強引(奇抜、気紛れ)なやり方が男結びにな る?!

ここでは、(2)結び方の手順(からませの回転方向)について、繰り返しは女 性的で、左と右に揺れるのを男性的とコジつけた。ところで女結びは男結び の手順を失敗したものと見なされることが多い。男結びが正式で女結びは (略式というより)誤りとされる。男が集団の代表になり、女がその代理にな ることが多いことにコジつける。

間違っているならまだマシなほうで、ヒドくなると女結びは縁起が悪いにな る。亡くなった人の衣服の紐を女結びにするらしい。日本では、慶事と弔事 で色々なものを反対にする、しきたりがある。普通(生きている)でない場合 (死んでいる)は、普通(男結び)でない結び方(女結び)にする。

単純に結び方を普段のものから別(反対)のものにするというだけではなく て、もっと深い意味付けもあるらしい。固く結んだ女結びは、ほどくのに苦 労する。結び目が丸まったコブになってしまい、ほどきにくい。彼岸(天 国、たぶん)に逝きかけた亡者が此岸(この世)に舞い戻らないようにする。 死装束を解くようなことがあってはならないということらしい。

なかなか固く締まらに女結びだが、締まってしまうと結び目がコブになり解 くのに苦労する。女っぽいといえるかも。男は惚れやすくて飽きっぽい、すぐ 浮気にはしる。

病院に入院をすると治療衣を着用するが、その多くはひもで結んでいる。高 齢者に対しては看護師が結んであげることもあるが、外国から来日した看護 師は縦に結ぶことがあるという。そこで日本の看護師は縦結びは縁起が悪い と指導をし、横結び(蝶結び)を指導するがなかなか理解が得られず、結び に時間がかかるとのこと。日本では亡くなった方の衣服は縦に結ぶところが 多く、映画「おくりびと」の中にも見ることができた。そのようなことから 通常では縁起が悪いということになるのでしょう。
ところで靴ひもの場合も同じことですが、縦に結ぶと甘い結びになってしま うのは誰でも経験済みのことです。それは子どものときに指導を受けている からである。このようなことは風呂敷などを結ぶときによく気をつけるもの で、弁当などがずり落ちるという苦い想いをした人がいるでしょう。この頃 は風呂敷を使うことも少なくなり、結びを考えるチャンスも少なくなった。
しかし靴ひもの結びは大事なことで縦結びはしないことです。縁起よりも現 実的な危険を避けることである。残念なことに縦結びをする人は外国人の方 にとても多い。結びの文化の大切さを啓蒙したいものです。上記の看護師の 話はインドネシアの看護師のことで、この春日本の看護師試験に合格をした 後のインタビューです。(引用終わり)

左右に水平なロープの末端で男結びすると、ロープの末端はその重さで垂れ 下がり結び目の下に「八の字形」をつくる。その富士山形の「末広がり」を 縁起がよいとしたりもするらしい。色んなコジつけがある。

男結びの結び目を固く締めるにはロープの末端を左右に引っ張ればよい。女 結びのロープの末端どうしを引っ張っると結び目がズルズルと動いてしま う。ロープに対して結び目が動いてしまう。一本のロープの末端どうしを結 んでループをつくっているときは、ループの大きさが変わる。何かにロープ を巻き付けているときは、そのロープがピンと張るように増し締めすること ができることになる。

結び目を固く締めるのに力や手間(時間)のかかるのが女結びであるが、いっ たん結び目を固く締めたらロック状態になる。結び目をほどくのに一苦労す る。結びにくくてほどきにくい。それは、熱しにくくて冷めにくいに似てい る。女性らしいのかもしれない。

ところで、男結びをほどくウラ技がある。横置きな二本のロープどうしを男 結びする。左側からのロープの末端は結び目で折り返され(ヘヤピンカーブ で)左側のロープと並ぶ形になる。結び目から左側に伸びる長手側ロープ とそれに沿うロープ末端とは同じロープである。その二つを両手でつかんで 引っ張っる。そうすると左側のロープが一直線になり、それに右側からの ロープがからまった形になる。右側のロープが左側ロープに絡んでいるコブ を持って、一直線になった左側ロープを引っ張ればスッポ抜ける。

  1. 結び目をよく見て、上にきているほうを反対側に倒して引っぱります。 (前ページ★の場合は、左側の結び目を右側に引きます)
  2. すると結び目がゆるみ、手ごたえを感じます。引いた布が一直線になる のがわかるでしょう。
  3. 結び目を握って引っ張ると、スルリと抜けます。
何度か試してみると、コツがわかって面白いですよ!これで解けない場合、 左右を間違えた可能性があるので、もう一方で再度試してみてください。正 しい「真結び」なら、この方法で必ず解けます。
(注)十字になっていたら NG!これを「縦結び」といい、負荷がかかるとゆ るみやすく、解きたいときには固くて解けないため厄介です。(引用終わり)

けっきょくのところ、男結びは結びやすくてほどけやすい。熱しやすくて冷 めやすいに似て、男らしいとコジつける。

男結びの速解き法(はやどきほう、はやほどきほう)が女結びでは使いにく い。固く締まった女結びの結び目は丸まってしまう。そして左右のロープの 末端は結び目から上下に出る。左右に伸びるロープの結び目からロープ末端 が縦方向に出ることから女結びを「縦結び」ともいう。

固く締めても男結びの結び目は四角形を保っている。そして、一方のロープ の長手側と末端側が寄り添うように結び目から出る。しかし、女結びにおい て左からのロープにつながるのが、結び目より上向きに出たロープ末端なの か、または下向きに出るロープ末端なのかが分からない。男結びのように結 び目から揃って左側に出ている長短二本とはいかない。

細いロープでキツく締まった女結びのときは、結び目の上下どちら側のロー プ末端なのかが分からない。虫めがねで見なければ判定できない。もし、ど ちらであるかが分かれば男結びの速解き法が使える。ただし、一直線にした ロープに捩れ(よじれ)が掛かるようでスッポ抜くのに力が要る。

男結び・女結びと名付ける訳のコジつけの(3)結び目の性質では、男結びは 、「結びやすくて、ほどきやすい」である。女結びは、「結びにくくて、ほ どきにくい」とした。

三つのコジつけのうちの残った(1)結び目の形状は、雌雄の生殖器と結び目 とのアナロジー(類似、類推)である。例えば、ネジのボルト(bolt)を雄ネジ と呼び、ナット(nut)を雌ネジと呼ぶアナロジーである。boltは、真っ直ぐ とか棒のようなものを意味するものらしい。nutは木の実が元の意味であ る。ボルト・ナットと一対になると棒状のものと穴の開いた、まあるいもの になる。

腰に巻いた紐を女結びすると余りのロープ末端は縦方向になる。これが割れ 目をシンボライズ(象徴)したものとみる。もっとも、男結びでは結び目の下 にロープの末端二本が八の字にぶら下がる。ちょっと似てない。日本でいう 園芸・農業・土木の男結びは結び目からロープ末端二本が並んでぶら下が る。八の字形よりは似ている。

男結びの速解き法とは、ロープ末端と、それが結び目を通った直後のロープ とを掴んで引っ張ることであった。結び目を間に挟んだ一本のつながってい るロープを引っ張って一直線にすることであった。

ここでへそ曲がりなことをする(考える)。男結びにおいて、ロープの末端と 結び目を挟んだ、もう一方のロープを引っ張る。二本のロープを結び付けて いるなら別々のロープどうしになる。もし、一本のロープの両端を結んで ループをつくっているなら、ロープ末端が結び目を通り抜けたところではな くて、ロープをたどって再び結び目に入る直前のところを引っ張る。

男結び(reef/square knot)の結び目は四角形になる。その様子を見ると二本 のロープが互いに交差する点が六つある。片方のロープが自分自身と交差す ることはない。それを次の図で表す。不等号はロープの末端を表している。 左側のロープは#6→#5→#4→#3→#2→#1を通って左に抜ける。右からのロー プは#4→#5→#6→#1→#2→#3を通って右に抜ける。

 reef/square knot
                  left end <-1--2--3-> right end
                             |     |
               left rope ----6--5--4---- right rope

へそ曲がりな引っ張り方では、left ropeとright end、または、left end right ropeを引っ張る。そのように引っ張るとロープの結び目がロープ上を ズルズルと動いてしまう。そのときの結び目を観察すると結び目の中で一方 のロープが他方のロープを引き摺るように動いている。

ゆるく結んだ男結びのロープの末端どうし(上図のleft endとright end)を 引っ張ると結び目の中で、末端ちかくのロープどうしがすれ違うように動 く。それによりロープの結び目は締まる。

しかし、へそ曲がりな引っ張り方では結び目がズルズル動いてしまう。つい には長手方向のロープの末端が結び目を通り抜けてほどけてしまう。

一本のロープの末端どうしを結んでループをつくっているときは、ループの 大きさは変わらないで結び目の位置だけが動くように見える。

同じことを女結びでやったらどうなるであろうか?ゆるく結んだ女結びの ロープの重なり具合は上記の男結びと同じように表せる。

女結びの一方のロープ末端と他方のロープの結び目を通り抜けた部分を引っ 張る。結び目の固さで違うけれど、上記の男結びと同じように結び目が動 く。ついには長手方向のロープの末端が結び目を通り抜けてほどけてしま う。そのときの結び目を観察すると結び目の中で一方のロープが他方のロー プを引き摺るように動いていることは男結びの場合と同じである。

へそ曲がりな引っ張り方をすると男結びも女結びも解けてしまう。このと き、女結びのほうが男結びより解けやすいようである。結び目が動くときに 双方のロープが捩(よじ)られる。その捩れの強弱が、ほどきやすさに関係し ている気がする。もともと結び目が締まりにくい女結びのほうがほどけやす いようである。

男結びや女結びの普通の結び方では結べないけれど、へそ曲がりな引っ張り 方をしないでも、ロープ末端どうしかロープ長手どうしになる結び方ができ る。次の図のようにロープの交差個所の四角形の対角線の位置からロープが 出たり入ったりするような結び方である。左からのロープは#6→#5→#4→#3 →#2→#1を通り、右からのロープは#3→#2→#1→#6→#5→#4を通る。

 thief knot
 or               left end <-1--2--3---- right rope
 grief knot                  |     |
               left rope ----6--5--4-> right end

このような結び方をthief knot(泥棒結び)という。女結び(granny knot)に 関してロープの交差個所を表す四角形の対角線の位置からロープが出入りす る結び方をgrief knot(悲嘆結び、女盗結び)という。

grief=granny+thiefは女結びと泥棒結びを合いの子という意味を込めたカ バン語であるが、一語でgrief(悲嘆、悲しみ)の意味をもつ単語でもある。

ここまでに現われたreef/square, granny, thief, griefの四つの結び方は 似通っていて一つのグループをつくる。これらをreef knot familyと呼ぶ。

thief knot(泥棒結び)は、結び目がreef/square knotと同じに見えるところ がミソである。この結び方にしておけば、他の人がいったんほどいて結び直 すときは普通のreef/square knotで結んでしまうだろう。結びをほどくこと に注意を取られると特殊な結び方であることに気付かない。誰か他人がほど いたかどうかを判定することができる。

grief knotは手品師の結びといわれるほどに簡単にほどけてしまう。別名は whatnot (knot)という。ノットが重なるので結び方の話しではknotを付けな い。whatnotには「その他大勢」とか「種々雑多」のような意味がある。ほ どけやすくて何やら訳の分からない(不要・無用な)結び方というニュアンス が込められている。

日本で俵結び、垣根結び、いぼ結びと呼ばれ、しばしば男結びとも呼ばれる 結び方が、結び目としてはgrief knotと同じになる。grief knotは、結んだ 二つのロープに強い引っ張り力が掛かるところには使えない。なにしろ、 grief knotは手品師の結び方と言われるほど、引っ張りに弱くて簡単にほど けてしまう。

しかし、何かに幾重にも巻き付けて縛り上げたロープの末端処理としては使 う分には問題ない。何重にも巻き付けたロープの一巻きごとに引っ張り力が 分散される。結び目自体には、それほどの引っ張り力が掛からない。逆に、 少しばかり増し締めが効くということがgrief knotの利点になりそうであ る。

thief knotとgrief knotは、普通のreef/square knotとgranny knotのよう な結び方(中指から小指と手の平の間に一本ずつのロープを挟み、人差し指 と親指でロープの末端どうしを絡める)では結べない。reef, granny, thief, griefの四つを同じスタイルで結ぶ結び方がある。それには非利き手 である左手で左側ロープの先を折り返して#1と#6の外側を左手指でつかむ。

利き手の右手に持ったロープの末端を左手側にあるループ(輪っか)を縫うよ うに通してゆけば四つの結び目のどれもがつくれる。

                           <-1--2--3
                                   |   <---- right rope
               left rope ----6--5--4

どのように通しゆくかは、結び目の名前でネット検索してヒットするページ や動画を見るとよい。その際に左右のロープの交差の上下に注目する。U字 形に折り返したlert ropeを布に描かれたものに見たてて、right ropeの末 端につながる縫い針で縫うようにロープを絡ませる様子をイメージすると分 かりやすい。

次のページの分解写真が分かりやすい。結び目のイラストから結び方の名前 を知るにも便利である。何かを調べようとするとき、適切な検索キーワード を知ることがもっとも重要である。

工業高校の電気科で学んだ私は、電球ソケットに電源を供給し、そして電灯 器具を吊す紐の役目をもはたす電気コードの末端の結び方である underwriter's knotを今でも憶えている。

結び方の名前は今まで知らなかった。「電工結び」とでもいうのだろうか。 ネット検索で結び目のイラストからunderwriter's knotという名前が付いて いることを知った。この結び方を学校で教えられた憶えはない。なんでか知 らないが記憶に残っている。

underwriter's knotも実は結び方としてはgrief knotである。ちなみに underwriterとは証券用語で引き受けるという意味らしい。吊り下げ形の電 灯器具の重さを引き受けるわけである。平行二心コードの末端処理であって 平行二心を分離した一本ずつに引っ張り力が掛かるのではないからgrief knotの、ほどけやすいという弱点は問題にならない。

grief knotは、手品のネタとして使うだけの結び方ではない。ibo knotとか otoko musubiとして(園芸)男結びが英語サイトで紹介されている。ただ、日 本式庭園の記事であって、結び方を解説するのではないためい結び目の図解 が添えられているだけである。

grief knotとunderwriter's knot、そして俵結び(いぼ結び)の結び方の手順 (手指でのロープの取り回し方)は逆立ちしても似通っているとはおもえな い。しかし結び目をゆるめてじっくり比べると結び目としては同じであるこ とがわかる。

The Reef Knot Familyの四つ(square/reef, granny, thief, grief/whatnot)のうちsquare/reef knotがもっとも無難で確実(強い結び)と される。そうであっても、強い引っ張り力が掛かるところにsquare/reef knotを使ってはいけない。それほど引っ張られないところを、とりあえずつ ないでおくとか、何かを縛ったロープの端を結び付けて止めるロープの末 端処理であるとしたほうがよい。

太いロープどうしを実際にsquare/reef knotでつなぎ合わせてみる。たぶ ん、その様子を想像しただけでも、なんか頼りない気がする。ロープを引っ 張ったりゆるめたりすると結び目がゆるんでくる。ロープをつなぎ合わせる (bend、元の意味は曲げるだが、ロープの場合は繋ぐになる)にreef knotは 向いてない。何か(例えば長尺物)を縛ったロープを結ぶ(bind、一つにまと める)だけにしたほうがよい。

いぼ結びがgrief knotであることを指摘している次の記事に感謝したい。

縦結び[Granny knot]グラニーノット
縦結びは英語名を直訳(意訳?)して「女結び」と称している場合があるが、 女結びというのは複数の結びに付けられているので当頁では使用しない。そ もそも、granny とはおばあちゃんのことなのに何でばばあが生娘に化ける ねん。
両端に強い力が加わると結び目が多少締まりながらも移動するため、外科医 が縫合後に糸を増し締めできるようにこの結びを使うと説明している文献が ある。
泥棒結び[Thief knot]シーフノット
大航海の帆船時代に船に積まれた乾パン等の食料は袋に詰められていたが腹 を減らした水夫がつまみ食いをしにくる事が多かったようだ。物音に気付い て食料庫に行った時に水夫が居ても鼠を追っ払っていたのだとか言い訳をす るだろうが、泥棒結びが本結びに変わっていたらこ奴が頭の黒い鼠だと判る という寸法だったらしい。どの程度有効だったかは知らないが。
悲嘆結び[Grief knot]グリーフノット
縦結びと泥棒結びを足して2で割ったような結びだ。結び方自体が泥棒結び 同様かなり特殊で面倒なので果たして実用的には結ばれたものかどうかはわ からない。むしろ、泥棒結びにし損ねて思案投げ首で悲嘆する結びだという 話かも。
垣根結び(イボ結び)same as [Grief knot]
日本独特の結び方のようだ。悲嘆結び自体がそうであるが、索体即ち元端側 がコイルなどになっていて結び目を通せない状態でも結べるのと、手端側を 必要最小限にして結べるので索の使用量を最小に抑えられる。意匠的に本結 びとは異なるなどのため、昔から造園や荷造りなどで使われてきた。基本的 に悲嘆結びであるが変種として少し異なる結びとなる結び方がある。
(引用終わり)

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