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2010年7月

2010年7月30日 (金)

wgetは<a>(anchor tug)を探す

wgetは<a>(anchor tug)を探す

Time-stamp: "Thu May 20 11:58:36 JST 2010"

ある人が開設したホームページにある記事を全部読みたいとしたらどうする だろうか。先ずはそのホームページのurl(uniform resource locater、http://で始まるページアドレス)を開設者本人から聞くかグーグ ルなどの検索エンジンで探す。ホームページに作者のプロフィールとして実 名を公表しているならネット検索に引っ掛かるだろう。ともかくもその作者 のホームページのどれか一つの記事をブラウザに表示させる。

そうするとそのページには必ず作者の別ページへのリンクが貼ってある。そ れを順次クリックすれば芋蔓(いもづる)式に作者の全ページを渡り歩くこと ができる。

ブラウザの画面上にあるリンクを人手でクリックするのと同じことをwgetも やっている。前後の文章とは文字色が違い、たいていはアンダーラインが引 いてある文字列にリンクがある。wgetはその部分に相当するhtmlのアンカー タグ<a href="">を探す。そのアンカータグにはリンク先のurlを表す href(hyper reference)属性がある。それを順繰りにたどる。

プログラミング言語のhtmlで書かれたホームページのhtmlソースファイルを 人間の視覚用に処理する(ブラウザの役目)のではなく生のソースファイルか ら直接なテキスト処理により<a href="">を見つけてホームページ丸ごとダ ウンロードをめざすのがwgetである。

多くのwgetの説明ではリンクをたどることでホームページを丸ごとダウンロ ードするとサラリと説明する。もう少し具体的なその手順を知りたいと思っ てネット上を検索しても解説がない。wgetのソースファイルを読むしかない ということなのだろうか。残念ながらそれに必要な知識・元気・根気を持ち 合わせてない。

グーグル検索によりwgetは<a>タグを探していると知る。アンカータグ<a href="">のhref(hyper reference)属性はそのサイト内部にある別のページ へのリンクであるか他所のサイトのページにつながる外部リンクのどちらか である。wgetは内部リンクを探し出す、あ、そういうことだったのかと思 う。手掛かりとなったネット上の記事は次の通り。

「wget は HTTP や FTP サーバからファイルをダウンロードして、主にWWW, FTP サイトをミラーリングするために使うツールです。FTP サイトのミラーリ ングはディレクトリの丸ごとダウンロードなので NcFTP などでも同様のこと ができますが、WWW サイトのミラーリングは少々やっかいです。wget では、 WWW サイトのミラーリングをするために、HTML のアンカータグ (<A></A>) を理解して、リンクを辿ってファイルをダウンロード できるようになっています。」

次の記事はホームページの内部リンクおよび外部へのリンクがリンク切れ (dead link, broken link)になっていないかどうかをチェックするソフトウェ アの解説である。wgetがhtmlファイルをダウンロードするのと違ってリンクさ れた先のファイルが実際に存在するかどうかだけをチェックする。

``Link Sleuth runs on Microsoft Windows. Link verification is performed on links which appear in <a> tags, as well as images, frames, plug-ins, backgrounds, local image maps, style sheets, scripts and Java applets.
The program follows links to other pages, and checks the links on those pages also, so it is possible to check an entire site for broken links in one session. Xenu displays a continuously updated list of URLs which can be sorted according to different criteria.''

この記事も、はっきり<a>タグと書いている。wgetの解説には「リンクを follow(追跡)する」とは書いていてもそれが<a>タグのことだとは言わな い。技術的にはそう単純ではなくて<a>タグだけでは説明しきれないという 事情があるのだろう。そういう細かいことは別にして大雑把に<a>タグを探 すのだと具体的なものを出してもらうとhtmlを少しでもかじったことのある 者はなるほどとうなづける。そう細かいことを知りたいのではなく、あっ、 それならできそうの感触が掴めればよいのである。あとは先人の労作を有り 難く使わせていただく。なお、上記のxenuは「ジヌー」と読む。

「リンク追跡機能により指定されたウェブサイトを探査し、 その階層構造 とファイル構成をエクスプローラ形式で表示するソフトです。 また、取得 されたデータをもとにサイトの更新状況、外部リンク一覧、リンクエラー一 覧を表示します。 ウェブサイトにおいて使用されているファイルの抽出を 実行すると共に、サイト全体のアウトラインが明らかになります。
自サイトの管理に、或いはインターネット上にある一般ウェブサイトの研究 にお役立て下さい。 またウェブサイトのダウンローダとしても好評です。」
  1. スタートアドレスを指定して探査を開始すると、指定された URL(リ クエスト URI)がサーバに問い合わせされます。
  2. サーバが「200 OK」メッセージを返すとページ解析に進みます。「404 Not Found」またはその他のエラーメッセージの場合は、スタートアド レスならそこで探査終了、その他のファイルの場合はサイト情報のエ ラー一覧に追加されます。
  3. HTML ソースから検出されたリンクは、リンク先・リンク元データとして 蓄積されつつ、スタートアドレス及び設定の定義に基づいて「内部リン ク」(サイト内データ)と「外部リンク」(サイト外データ)に振り分 けられます。
  4. 外部リンクの場合はサイト情報の外部リンク一覧に追加されます。内部 リンクの場合は階層構造解析に割り当てられ、ディレクトリツリーをリ アルタイムで描出していきます。
  5. サーバから取得したファイル情報に基づき、ファイルが HTML ファイル の場合はリクエスト URI としてサーバに問い合わせされます。この ループは正常に検出されたサイト内 HTML ファイルの数だけ続きます。
  6. 未検査ファイル数が 0 になると(或いはユーザが中止を選択すると)、 探査は終了します。終了時に全データの集計がバックグラウンドで行わ れます。

website explorerのヘルプに次が書かれている。website exolorerは windowsのレジストリを使わないで設定ファイルwebex.iniに設定を記録す る。インストールはアーカイブを解凍するだけなので気軽に試用できる。

Q:Website Explorer は HTML でリンクされていないファイルも見つけ出 しますか?
A:検出するのはリンクされているファイルだけです。(ここで言うリン クとは、いわゆるハイパーリンクだけでなく、ウェブ・ページを構成す るリソースへのリンクを含みます。)どんなに強力な検索ロボットで も、他人のサーバの中にあるリンクされていないファイルを見つけだす ことはありません。それが可能であればサーバのセキュリティは絵に書 いた餅となります。(ブルートフォースや辞書攻撃を用いれば隠しファ イルを見つけることは可能でしょうが、それはクラッキングであり、不 正アクセスになります。)

ところでhtmlの<a>タグ(アンカータグ)は大文字で<A>とする 場合もある。どちらでもよいのだろうかと最初は不安に思う。とくにunix系で はファイル名のアルファベットは大文字・小文字を区別する。またsed, awk, perlなどのテキスト処理言語における正規表現(regular expression)も大文字・ 小文字を区別する。こういったことが頭をかすめるとhtmlのタグは大文字と小 文字のどちらを使えばよいのか、どちらでもよいのか迷う。

ホームページ作成ソフトで作ったhtmlファイルのタグは大抵大文字で書かれ ている。これは元々が洋物のソフトを日本語化しているためだろう。つまり 地の文章はアルファベットで書かれるものとして作られている。地の文も htmlタグも英字で書かれる。字数の少ないタグを際立たせるために大文字を 使う気がする。

我々日本人には、言われてみるとそうかなと思うことであるが、すべてが大 文字で書かれた英文は大声で喚き(わめき)散らしているイメージがあるらし い。たとえばソフトウェアをパソコンにインストールする際の承諾事項の終 わりのほうには決まって大文字ばかりの英文が添えられている。とくに注意 を促したい部分の全部を大文字で書くようである。

普通の英文では一文の先頭文字を大文字にするとか、自分を意味する「I」 が小文字では目立たないので仕方なく大文字にするくらいである。連続した アルファベットの大文字を使うことは少ない。他に大文字を使うのは複数個 の単語の頭文字を連らねてできる頭字語(acronym、アクロニム)くらいであ る。小文字の連鎖の中で目立たせるために大文字を使う。普通の話し声の小 文字に対して全部が大文字なら大声ということになる。

英文のhtmlファイルは地の文章が殆ど英字の小文字である。そのなかで不等 号で前後を囲まれているとはいえ略語的な字数の少ないhtmlタグは目立たな い。そこで大文字を使う。我々の使う日本語にアルファベットが現われるこ とは少ないのでhtmlタグが小文字でも十分に目立つ。むしろ大文字タグは目 立ちすぎて地の文章を読むに邪魔と感じる。

インターネットが育ったであろうunix系はテキスト処理を得意とする。全て のデータをプレインテキストで保存するのがunixの流儀である。テキスト ファイルであればソフトウェアのバージョンアップによって読めなくなるこ とはない。なにしろソフトウェアそのものがc言語などのプログラミング言 語で書かれる。それはプレインなテキストファイルでありテキストエディタ で書かれる。テキストエディタ自体のプログラムもまたテキストエディタで 書かれる。テキストエディタは永遠に不滅である。

元データがテキストファイルでそれを処理した中間ファイルもテキストファ イル、そして最終結果もテキストファイルであればどの段階でもテキストエ ディタで処理結果を確認できる。バージョンの違いでうまく表示できないな んてことは起こらない。unixな世界のsed, awk, perlなどはテキストファイ ルに何らかの処理を施し、その結果をテキストファイルとして書き出すこと を得意とする。これらによればhtmlファイルから<a href="">を抜き出すこ とは極めて簡単なことである。

ところでアクセスしたページkiji1.htmlから外に対してまったくリンクが 貼られていない場合はどうするか。その記事は次のurlにあるとしよう。

http://example.com/dare/kore/sore/are/dore/kiji1.html

ファイル名に番号が入っているときは連番記事があるかもしれない。もしか したらkiji2.htmlが存在するかもしれない。ダメ元でアクセスしてみる。

さらに他のページを探すにはkiji1.htmlを消した http://example.com/dare/kore/sore/are/dore/にアクセスしてみる。もし /dore/ディレクトリにindex.htmlがあれば表示される。サーバー(たとえば apacheサーバーがそうである、apacheはアパッチと読む)によれば index.htmlがないときは/dore/ディレクトリにあるファイル一覧を表示して くれる場合がある。

セキュリティ上の理由によりindex.htmlがない場合は「forbidden」の表示 になることが多い。この場合は/dore/ディレクトリを消した http://example.com/dare/kore/sore/are/に再度アクセスしてみる。ひょっ としたらindex.htmlがあるかもしれない。

こうしてディレクトリを遡っていくことで何かが見つかるかもしれない。 ホームページが自前サーバではなくプロバイダに間借りしているときは /dare/ディレクトリが個人のページの始まりになる。そこにもindex.htmlが 無かったらお手上げである。

kiji1.html以外の記事は表示できないが他にも記事がありそうとなったら ブルートフォースアタック(brute force attack、力ずく攻撃)の出番にな る。考えられるファイル名を/dore/ディレクトリに指定して見つかるまで繰 り返す虱潰し(しらみつぶし)作戦である。パスワード破りと同じ手法しか方 法はない。解けないことはないがどれくらいの時間が掛かるかは分からな い。運がよければほんの数秒で見つかるかもしれない。余程の必要がないか ぎり諦めたほうがよい。

ホームページにアップロードしたものの他のページからのリンクを貼り忘れ たら開設者本人以外はそれを見ることができない。人手でも機械力でも発見 できない孤島なページになってしまう。

(注)上記では架空のサイトとしてhttp://example.com/を使っている。しか し、このサイトは実在しておりアクセスすると次のメッセージが返る。
``You have reached this web page by typing "example.com", "example.net", or "example.org" into your web browser.
These domain names are reserved for use in documentation and are not available for registration. See RFC 2606 , Section 3.''

wgetがホームページを丸ごとダウンロードするには、最初に見つけたhtmlフ ァイルの中にある<a href="">タグなどにより他ページへのリンクを抜き出 して芋蔓式(いもづるしき)に手繰り寄せてゆく。その際の他個所へのリンク の手掛かりになるのはhref(hyper reference)属性かsrc(source)属性であろ う。これらが含まれるタグには次のものがある。

href(hyper reference)を含むタグ
<a href=""> (アンカータグ)
<link href=""> (<head>内に置かれる。カスケーディングスタイスシート)
<area href=""> (<body>内のイメージマップ<map>の中に置かれる。文字の 代りに画像内の特定領域からリンクする)
<base href=""> (<head>内に置かれる)
src(source)を含むタグ
<img src=""> (画像)
<frame src=""> (フレーム、画面分割で複数ドキュメントを同時表示する)
<bgsound src=""> (バックグラウンドサウンド)
<embed src=""> (埋め込みタグ)
<script src=""> (javascript、スクリプト)
<layer src=""> (netscapeの独自タグ)
<input type=image src=""> (カスタムイメージボタン)
フォームのデータ処理用(サーバー側に置かれる)
<form action=""> (これは処理しない)

とりあえず<a href="">と<img src="">を追跡すればよさそうな気がする。 これ以上はwgetのソースファイルを読むしかない。

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2010年7月20日 (火)

vimで編集中のhtmlファイルをブラウザ(browser)から開く

vimで編集中のhtmlファイルをブラウザ(browser)から開く

Time-stamp: "Mon May 10 11:59:41 JST 2010"

htmlファイルのタグ付けにはmeadowのhtml-helper-modeを使っている。この モードでは「C-c C-z v」(ctrlキーを押しながらcを押す。 キーから指を離したら次にctrlキーを押しながらzキーを押す。そして再び キーから指を離し、最後にvキーを押す、ちょっとややこしい)を打つことに より現在meadowで編集中のhtmlファイルをwindowsデフォルトのブラウザで 表示することができる。

別途にブラウザを起動して、ファイルを開くメニューから現在meadowで編 集中のhtmlファイルを指定する手間が必要ない。これと同じことがvimでも出 来るはずとネット検索して次を見つける。

「簡単な設定だけで、現在のhtmlファイルをブラウザで開くことができま す。
"<leader>Wで現在のファイルをFirefoxで開く
noremap <Leader>W :silent ! start firefox %<CR>
htmlファイルを開いてノーマルモードで¥Wと押してください。WはShift+w ですのでお間違えなく。」

この中に現われる「%」はvimのexコマンド(コロン(:)で始めるコマンド)を 使うときにはvimで現在編集中のファイル名を表すものになる。

vimのコマンドモードで「:! start firefox」とミニバッファに入力すると ブラウザのfirefoxが起動する。これではms-dosプロンプトがブラウザ起動後 にも残ってしまう不都合がある。そうしないためにはvimの挙動を縛るsilent を使って「:silent ! start firefox」に変更する。

こうしてvimにコマンドを打ち込むことでfirefoxを起動できる。しかし、現 在vimで編集しているhtmlファイルがブラウザfirefoxで開かれるわけではな い。そのためにはvimで編集中のファイル名をfirefoxに渡してやらなけ ればならない。そこで「:silent ! start firefox %」とする。

ところでvimでテキストファイルhoge.txtを編集しているときにコマンド モードで「:silent ! start %」と打つと、テキストファイルに関連付けら れたソフト(windowsデフォルトならnotepad、私の場合は秀丸エディタ)が起 動してvimで現在編集しているhoge.txtがそちらの別のテキストエディタで も開く。

同じようにhtmlファイルをvimで編集しているときに「:silent ! start %」 を打つとwindowsにデフォルトとして設定されたブラウザでそのhtmlファイ ルが開く。

毎回これをコマンドモードで入力するのは面倒なので特定のキーにマッピン グする。次を_vimrcに書く。

nnoremap <Leader>W :silent ! start "%"

ここで「%」をダブルクォートで囲んだのは空白を含むパスに対処するため である。「nnoremap」における「noremap」は再マップ禁止であり最初の 「n」はノーマルモード(normal)での再マップを禁止するということであ る。

先ずバックスラッシュを押すとミニバッファの右方に「\」が現われる。こ れが消えないうちにshiftキーを押しながら「w」(大文字のW)を押すと ms-dosコマンドプロンプトが開いてfirefoxを実行する。そのとき「%」で htmlファイル名がブラウザに渡される。「<Leader>W」を打つときに\とWと の間隔があきすぎると失敗する。迅速に押せるようにするには 「<Leader>0」(数字のゼロ)などとしたほうがよい。現在は次を_vimrcに書 き込んでいる。

nnoremap <Leader>0 :silent ! start "%"

なお、この設定はvimで編集中のhtmlファイルをブラウザで表示する専用の ものではない。もしテキストファイルの編集中であったならnotepadなどと vimとで合わせて二重にそれを開くことになる(vimとは別に他のエディタで同じ ファイル開いても用事はないが)。

なお、ここに現われる<Leader>についてはvim/doc/map.txtに次の説明がある。

「マップコマンドで特別な文字列 "<Leader>" を使用すると、その部分が変 数"mapleader" に設定された文字列で置き換わります。"mapleader" が空文 字列のときや設定されていない場合にはバックスラッシュが使用されま す。」
「HTMLファイルをブラウザで開く(Windows) FirefoxやSafari、Chromeは普 通にインストールするとApp Pathsに登録されるので、
:! start chrome.exe %
:! start firefox.exe %
:! start IEXPLORE.EXE %
:! start Safari.exe %
でブラウザで開くことができる。! startと間に半角スペースがあることに 注意。」

windowsのstartコマンドとは

startはwindowsのコマンドでありms-dosプロンプトで「start /?」とすると 簡単な説明が表示される。次はwindows meの場合である。

C:\WINDOWS>start /?
Windows プログラムまたは MS-DOS プログラムを実行します。

START [オプション] プログラム名 [引き数...]
START [オプション] ドキュメント名 (document.ext)

/m[inimized] プログラムを最小化の状態 (バックグラウンド) で実行します。
/max[imized] プログラムを最大化の状態 (フォアグラウンド) で実行します。
/r[estored] プログラムを通常のウィンドウ表示 (フォアグラウンド) で実行します。<標準>
/w[ait] ほかのプログラムが終了するまで戻りません。

C:\WINDOWS>


これだけではちょっと具体性に欠ける。どのように使えばよいのか、どのよ うなことができるのかが分かりにくい。ネット上で検索しても痒いところに 手が届く説明が案外と見つからない。たとえばms-dosプロンプトで「start firefox」と入力したらブラウザのfirefoxが起動する。カレントディレクト リにhoge.htmlがあるときに「start firefox hoge.html」と入力すると firefoxが起動してhoge.htmlが表示されるといったことが書かれてない。

startコマンドはその引き数として渡されたファイル名の拡張子に対応するア プリケーションを起動してそのファイルを開くことができる。単に「start hoge.html」とするだけでデフォルトのブラウザが起動してhoge.htmlが表示さ れるのである。

「Windows のDOSプロンプトには start コマンドが追加されていて、 「start config.txt」とすると config.txt をダブルクリックしたときと一 緒のことが可能です。例えば、「start index.html」で拡張子 .html に関 連付けられたブラウザで index.html を開きます。」
  1. コマンドプロンプト上でコマンドやバッチファイル、または実行可能なプ ログラムを実行することができますが、startコマンドを使用すると別ウィ ンドウを開き別ウィンドウ上で実行が行われます。
  2. まずはコマンドを実行した場合です。この場合、新しいコマンドプロンプト のウィンドウが立ち上がりコマンドが実行されます。この時、カレントディ レクトリはstartコマンドを実行したウィンドウのものと同じになります。
  3. 実行可能なプログラムを実行した場合は新しいコマンドウィンドウは起動せ ずにプログラムが実行されます。
  4. ファイルが指定された場合は新しいコマンドウィンドウは起動せずにファイ ルに関連付けられたアプリケーションが起動します。
  5. URLを指定すると新しいコマンドウィンドウは起動せずにブラウザが起動し 指定したURLのサイトを表示します。
  6. ファイルではなくパスを指定すると新しいコマンドウィンドウは起動せずに エクスプローラが起動し指定したパスを表示します。
  7. startコマンドで「/min」オプションを指定すると起動するコマンドプロン プトウィンドウやアプリケーションのウィンドウが最小化の状態で起動しま す。また「/max」オプションを指定すると最大表示の状態で表示します。
「start /? を見ると、タイトルは省略可能となっており、実際省略可能な ケースが多い。ただし、プログラム名が空白を含む等で " " で囲まなけれ ばならない場合、
start "C:\Program Files\prog1\prog1.exe"
と書くと、これがタイトルとみなされて、プログラムは起動されず、コマン ドプロンプトが新たにこのタイトルで開くだけである。この場合、
start "" "C:\Program Files\prog1\prog1.exe"
のように、空でもいいのでタイトルを指定する必要がある。プログラムでな く文書名を指定する際に " " で囲む場合も同じ。
start で起動できるプログラムは、PATH に設定されているディレクトリに あるもの、パス指定で記述したものの他に、レジストリの HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\App Paths にプログラ ム名とそのフルパス名が記述してあるものでもよい。」
「start.exeはCygwin環境などで利用することを意図した、Windowsのコマン ドラインツールです。Windowsの「関連付け」に従って、データファイルを 指定してアプリケーションを起動することができます。比較的最近の Internet Explorer がインストールされていれば、URL を指定してウェブブ ラウザを起動することもできます。
Windowsのコマンドプロンプト (いわゆる「DOS窓」) ではstartというコマ ンドが使えます。これは、Windowsのエクスプローラでファイルをダブルク リックしたときの動作を、コマンドで行うものです。例えば、start foo.exeとすればプログラムfooが起動し、start foo.txtとすればテキスト エディタが起動してfoo.txtというファイルの編集状態になり、start foo.aviとすればメディアプレーヤーが起動してfoo.aviという動画の再生が 始まります。
筆者は、コマンドプロンプトで作業をするときに、Windowsのstartコマンド をよく使います。Cygwinで、bashを使っているときにもstartと打ち込んで しまうことがよくありました。ところが、Windowsのstartコマンドは、 Windowsのコマンドシェル (具体的には、COMMAND.COMまたはCMD.EXEのビル トインコマンドであるため、Cygwin環境では利用できません。
しかたがないので、同等品を作ってしまったのが、このstart.exeです。」

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2010年7月14日 (水)

機械式タイプライター(typewriter)を使ったことがありますか

機械式タイプライター(typewriter)を使ったことがありますか

Time-stamp: "Wed May 05 15:16:03 JST 2010"

パソコンのキーボードは機械式タイプライターを真似ている。元祖タイプラ イターには図形文字(アルファベット、数字、記号)の他にどんなキーが備え られていたのだろうか。私は機械式の英文タイプライターを使ったことがあ る。学生にとってタイプライターは高価すぎるものだったので学校を出たて の昭和50年(1975年)頃だった気がする。タイプライターが使われなくなりつ つあった時期で格安だったのではなかろうか。

英語は苦手だが活字体アルファベットが格好よいと憧れたクチである。洋品 店なんかのショーウィンドウのディスプレイに英字新聞が使われているのを 見る。それが何となく格好よく見える。もし日本語の新聞ならゴミが散ら かっているようで汚らしいと感じる。それが英字新聞なら不思議なことに知 的(スマート)で洗練されているように見えてしまう。逆に外人にとっては毛 筆体の漢字が格好ヨクうつるものらしい。日頃の生活で見慣れない(読めな い、分からない)文字は模様に見えてしまうからだろうか。複雑な屈曲のあ る漢字やひらがな文字を見慣れた者には直線と単純な円形だけからなるアル ファベットは新鮮に見える。

アルファベット文字列に憧れただけでタイプライターを買い込んだのであ る。とは言っても人差し指一本打法では格好が悪い。折角のことだからと QWERTY配列を両手の四本指で打てるように練習した。数字や記号までのブラ インドタッチにはなれなかったがアルファベットは打てるようになった。こ れが後にパソコンを触るようになってドエラい威力を発揮するものだった。 単に活字の英字列を自分で紙に印字することに憧れて始めた。それがパソコ ンにつながるなんて予想もしてない。何でも思いついたらやってみるもので ある。それが将来どこで役にたつかはまったく分からない。

ところで機械式タイプライターは真剣勝負である。印字間違いを訂正するこ とはできない。正式な書類であれば一字でも打ち損じたら最初からやり直す しかない。パソコンのキーボードと違ってタイプライターはキースロトー ク(キーの押し始めから押し終わりまでの深さ)が大きくしかも弾くように 勢いをつけて打たないと綺麗に印字できない。そして打ち間違えは許されな いから相当に緊張する。手本を複製するだけの練習であった。もとより実用 にするつもりはないのでそれでよかったのである。

たぶん機械式タイプライターに触ったのは一年ほどと思う。英文レターを出 すのでもなく使い道はなかった。ただ触ってみたかっただけである。再び キーボードに巡り会ったのは平成7年(1995年)にパソコンを買い込んでから になる。幸いなことに20年経っても指先はQWERTY配列を憶えていた。もっと も最初は手元を見ながらの一本指打法でポツポツと打っている。ときおり画 面に目を移し確認する。慣れるに連れて画面を見ながら打てて、手元を見る のは時々で済むようになった。

家中を捜し周れば昔に触った機械式タイプライターがどこかにある。なにし ろ田舎屋であるから街中の家ほど不用品の置き場所に困らない。探し出すの は面倒なのでネット上から機械式タイプライターの記事を見つけて昔を思い 出そうとする。もうタイプライターは骨董品なのかもしれない。超重量級 (一人では腰を痛める)で図体(ズータイ)の大きすぎる(勉強机を占領してし まう)和文タイプライターは絶滅している、たぶん。しかし械式英文タイプ ライターは現在でも流通している。

タブキーやシフトキーは機械式タイプライター時代から存在するものであ る。もっともキートップにtabとかshiftの文字は刻まれてない。キーの位置 から分かるということだろう。スペースキーと同じ扱いでキートップに文字 は刻まれていない。

スペースキーは文字を印字せずに印字位置を一つ右に進めるだけである。逆 にbackspaceキーは印字位置を一つ左に戻すもので機械式タイプライター時 代からある。上記ページのタイプライター画像では「<<」とか「|←|」が キートップに印字されている。同じ印字位置に重ね打ちするために使う。機 械式タイプライターは紙に印字するのであるから先に印字した文字は backspaceによって消されるようなことはなくもういちど同じ位置に重ね打 ちできた。

パソコンのキーボードしか知らないなら、その機能からbackspace(カーソ ル前の一字を消す)とdelete(カーソル後の一字を消す)を一対のものと考え るだろう。機械的タイプライターの時代はspaceとbackspaceが機能上の一対 になる。何も印字せずに一つ右に移るか何も印字せずに印字位置を直前に印 字した位置に戻すかになる。

パソコンのキーボードには機械式タイプライターには見当たらないctrl, alt, delete, escなどの文字入力とは関係ないキーが数多くある。これらは パソコン本体(ソフトウェア)と対話するためのものであって文字入力に使わ れるものではない。パソコンを使って作文するには機械式タイプライターに 備わっている範囲のキーを使うだけで十分である。というかタイプライター に無いがパソコンのキーボードにはあるキーは文字入力ではなく切り貼りなど の編集作業に使われるものである。

「主に オリベッティ Olivetti 製の手動タイプライターOlivetti Lettera シリーズ および Valentine を扱いますが他のタイプライターでも参考にな るかと思います。
現在でもタイプライターは入手できます。アンティークはもちろん、新品も 販売されています。インクリボン等の消耗品もまだ入手可能です。タイプラ イター専門店も存在し、修理も可能です。
運営者は小さい頃に手動タイプライターを軽く触れた経験があるだけ。所有 しているタイプライターの方が年上のようです。^^;;;正しいタイプライ ターの使い方と関連情報をまとめるためにこのサイト typewriter.tw を作 成・公開しました。」
「欧文タイブライターキーボードの文字配列の変遷は又興味ある本沿革の一 部を成すと存じますから簡単に申述ます。最初の商品としてのタイプライ ターに於けるキーボードを如何に配列すべきかは相当の考慮を要したのであ ります。思い当たったのはその頃活版印刷所で使用していた植字工の活版格 納箱の活字配置方でありました。で、これを適宣按配するに限ると言うので 現今の標準キーボードのQWERTYUIOPという様な配列が出来たのであります。 で、その頃の欧文活版ケースは下図の様な配置でこれをLow-case=小文字箱 と呼びました。
このケースを基礎にして適宜按配されて出来たのが最初のキーボードであり 又現在の標準キーボードであります。双方がよく似ている文字の配置と四段 十枠の割付に御留意下さい。さきに述べました通り(第五頁参照)最初のタイ プライターは一キー文字で頭文字ばかりをタイプしたのでありますから、 このキーボードには数字、句点等の上に他の文字の表示がありません。(勿 論その後シフトキーの設置により一キー式文字に進歩した後もアルファベット は頭字だけで表わす習慣になっております。)」
「「カリフォルニア・ジョブ・ケース California job case 」
欧文活字のダブル・ケースのひとつ。アッパー・ケースとロアー・ケースを ひとまとめにしたケースです。活字の分量を多く必要としない、端物組み版 に適した配列になっています。」
カリフォルニア・ジョブ・ケース図版
http://www.robundo.com/adana-press-club/glossary/images_various/ka/CaliforniaJobCase.jpg

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