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2010年2月

2010年2月27日 (土)

skkのカタカナ入力にはshiftキーを使う

skkのカタカナ入力にはshiftキーを使う

Time-stamp: "Sat Jan 02 13:42:25 JST 2010"

skkを使う日本語入力では仮名モード、アスキーモード、全英(全角英数字) モードなどを切り替えながら行なう。元祖skkの起動は「ctrl+x ctrl+j」、 skkimeなら「alt+半角/全角」を使う。他モードから仮名入力へは「ctrl+j」 で切り替える。仮名入力からアスキー入力へはスモールエル「l」、全英モー ドへはラージエル「L」を使う。仮名入力の中での平仮名と片仮名はスモー ルキュー「q」で交互切替(トグル)する。

ms-imeやatokと違って、skkではどの入力モードにいるかを意識してないと いけない。ms-imeやatokはツールバーの左端に「あ」とさえ出ておればよい。 平仮名でどんどん入力する。入力した平仮名文字列は、スペースキーを押す とか句点(文末終わりのマル)を入力して変換開始するまで確定しない。必要 なら変換結果を修正してenterを押す。

たいていの仮名漢字変換は文章をダ、ダァーッと一気に仮名入力して変換 (連文節変換)する。ただし、仮名文字列が長すぎると予期せぬ誤変換が起こ りやすい。そこそこの長さで小刻みに変換を繰り返す。打ち込んだ仮名文字 列(未確定)の何処を漢字に、何処を仮名にするかは機械任せになる。使用者 は変換結果を受け入れるか修整するかを決める。

skkはローマ字入力する前にその単語を漢字にするのか仮名のままにするか を指定する。そのため現在どのモードにいるかを確認するためにパソコン画面 の右下隅にあるツールバーの表示を時折チラッチラッと見ることになる(テキ ストエディターmeadowならモード行の左端に表示される)。

そこには「[--]S」(SKK休止)、「SKK」(アスキー、直接入力)、「かなS」、 「カナS」、「全英S」などが現れる。ツールバー(というよりはインジケー ターである、ツールと言えるものはない)を見てこれから入力する文字列が 編集画面に仮名かアスキーかのどちらで表示されることになるかを確認する。

入力モードがたくさんあって戸惑うかもしれない。その度にいちいち切り換 えるのは煩雑にすぎてウンザリと思うだろう。実際には「SKK」か「かなS」 のどちらであるかだけを見ればよい。

これから入力しようとする単語の読みを漢字にしたいなら、先ずshiftキー を押しながらローマ字入力の最初の文字を打つ。つまり最初のローマ字の頭 字(イニシャル)を大文字にする。そうすると▽に続いてローマ字入力した漢 字の読みが表示される。入力が終わったら漢字変換するためのスペースキー を押す。表示された変換候補から適切なものを選び「ctrl+j」か、または候 補番号の「A,S,D,F,J,K,L」(ブラインドタッチタイピングのホームポジショ ン)を指定して確定する。

これから入力する文字列が仮名なら「かなS」か「カナS」のどちらかでロー マ字入力する。skkの仮名入力は入力時点で確定する。他の多くの仮名漢字 変換のような確定操作はいらない。

「かなS」と「カナS」のどちらであってもローマ字入力の最初の文字を大文 字にすれば▽が前置されて漢字変換を目指す。もし予定を変更して仮名のま まにしたいならスペースキー(変換キー)ではなく「ctrl+j」を押す。

skkの基本的な操作法のとても分かりやすい説明が次にある。

仮名を平仮名にするか片仮名にするかに応じて「かなS」と「カナS」をその 度に切り換えるのは面倒である。なんとかしよう。

テキストエディターmeadowからskkを使っている場合はモード行左端の入力 モード表示を見なくてもカーソルの色でどのモードにいるかが分かる。カーソ ルの色は設定により好み通りにカスタマイズできると思う。私のパソコンでは ひらかなモードは茶色、カタカナで緑色そしてアスキー(直接入力)で灰色、全 英で黄色に変わる。これに今まで気付いてない。なお、skkime98を使う場合は カーソルの色が変わらない。

私は色彩に疎いのだろうか、しょっちゅう間違える。この一文を書くために モードを切り替えてみて、オーッ、そうなっていたのかと再発見する。ここ に書くことでようやく色別(識別)が頭にインプットされた。今までは「カー ソルの色が変わるな」と気付いていても放っている。書き留める以上は確認 しなければから調べることになった。

何事もただ単に頭の中に思い受かべるだけとせずに、紙に書き留める手間を 掛けるようにすると知識が整理され新しい発見につながることが多い。一人 一冊の教科書が望めなかった昔の人達は丸写しに書き写している。勉強の第 一歩は先人が書き残したものを人間コピー機になって複製することである。

書き写しながらも頭はその内容を分かろうとする。苦手科目の受験勉強法に 過去問題とその解答を書き写すというのがある。一見無駄のようでも効果絶 大である。それは単に文字の字形を写しているのではないからである。書き 写す過程で自然と内容が頭にインプットされる。

普通に書く漢字仮名混じり文において片仮名は非常に少ない。文中に現れる 漢字以外のほとんどは平仮名である。それを利用して漢字と仮名は「かなS」 モードで済ませる。漢字と片仮名を入力するときは「かなS」モードで最初 の文字を大文字で入力する(▽が前置される)。漢字に変換するならスペース キーを使う。片仮名にしたいならスモールキュー(q)を押す。

漢字と片仮名はシフトキー前置とし、平仮名はぶっつけそのまま入力とする。 skkのツールバーが直接入力用の「SKK」であるか、漢字仮名混じり文用の 「かなS」の二つのどちらであるかだけを気にすればよい。これで入力モー ドの多さからくるストレスが激減する。

全角英数字を使うことは殆どない。それは、人間には読めても機械には認識 不能な絵文字である。全角英数字を本来の半角英数字に引き直して自動認識 する仕掛けは用意されてない。メールアドレスのアットマークを全角にして スパムメールを避けている例をよく見る。

私はskk使用の当初からシフトキー前置の方法でカタカナを入力している。 今回skkについて復習するなかで「カナS」モードが気に掛かる。片仮名を入 力するにはこのモードを使うべきなのか。今迄の方法は正しくないのであろ うかが頭をかすめる。ネット検索で次を読んでホッとする。

「カタカナの入力:漢字と同様に入力し, 最後に q. あるいは, q でカタカ ナモードにしてから入力.」

SKKで入力確定した文字の変更方法

skkで仮名入力するとその場で確定する。いったん確定した仮名を後から漢 字やカタカナに変更することができる。読みの最初のひらがなの前にカーソ ルがある状態でラージキュー(Q)を打つと▽が入る。読みの最後の文字の後 ろにカーソルを移動してスペースキーを押せば漢字変換になる。スモール キューを押せばカタカナに変換する。

半角英数字と全角英数字を相互変換するにもラージキュー(Q)が使える。文 字列の前でラージキュー(Q)を使うと▽が入り変換モードになる。文字列の 後でスモールキュー(q)を使うと半角と全角を入れ替えることができる。

ところで確定した漢字を読み(仮名)に戻す方法はあるのだろうか?

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2010年2月19日 (金)

skkime98を入れる(windows me)

skkime98を入れる(windows me)

Time-stamp: "Fri Feb 19 11:25:14 JST 2010"

パソコンでものを書くにはテキストエディターのmeadowを使っている。慣れ るまではうろたえることの多いエディターである。おそらくマウスが発明さ れる以前から使われているのであろう。エディターにおける編集操作のすべ てをキーボードからする設計になっている。

meadowの編集画面上端にもメニューバーがありマウス操作でメニューを選ぶ こともできる。このメニューバーは設定により表示しないようにできる。そ うするとマウスでつつける場所はなくなる。

最初に使い始めたテキストエディターは秀丸だった。二番目がmeadowでこち らを使い続けることになる。その後にmeadowに似た使い勝手のxyzzyを試す。 さらにsakuraエディターとvimもある。

たぶんmeadowとvim以外にはメニューバーを取っぱらう設定はない。メニュー バーはあってもマウスに頼らずキー操作だけでテキストファイルを作れるよ うになっている筈である。そばに手軽なマウスがあるので、つい使ってしま うのである。

meadowの使い始めは仮名漢字変換にジャストシステムのワープロソフト一太 郎付属のatokを使う。atokではmeadow特有のインクリメンタルサーチに不便 があった。確か日本語での検索に難点があった。

インクリメンタルサーチとは逐次入力検索のことである。例えばtomatoなる 単語がテキストファイル中のどこにあるかを見つけようとする。インクリメ ンタルサーチの検索語欄に最初の文字「t」を入力する。そうすると現在カー ソルのある場所から後ろに移動して見つけた最初の「t」の字でカーソルが 止まる。検索語欄の「t」の後ろに「o」を付け足して「to」にすると、現在 カーソルのある「t」の字を出発して後ろ方向に見つかる最初の「to」の字 で止まる。運がよければ「tomato」の綴り字全部を入力しないでもニ、三文 字だけで「tomato」を見つけることができる。

なお、二文字「to」を検索語欄に入れると現在位置より後方で最初に見つか る「to」でカーソルが止まる。このとき検索語欄をそのままにしてインクリ メンタルサーチを再開すると今いる「to」以降の最初の「to」に移動する。 こうしてテキストファイル内の「to」を縦断的に検索することができる。

インクリメンタルサーチは検索というより編集中のカーソル移動手段として 使うことが多い。探し物の綴り字を全部入力する必要がないので手軽に使え る。残念ながらwindowsのエディターである秀丸やsakuraエディターにはイ ンクリメンタルサーチがない。

meadowとそれに酷似した作りのxyzzy、そしてvimにはインクリメンタルサー チがある。ただし日本語のインクリメンタルサーチは、仮名漢字変換として atokやms-imeを使うとスムーズにいかない。

そこでmeadow(emacsのwindows版)のマクロ言語であるemacs-lispで書かれた 仮名漢字変換の本家skkを使い始める。meadowの使い始めはやりたい操作の キー操作が憶えられなくてジレッたい思いをする。それに比べればskk はす ぐに慣れる。

通常の物書きはmeadowを使うのでskkを使う。しかしskkはテキストエディター のmeadowでしか使えない。なお、meadow専用として作られたskkはvimでも使 えるようになっている。その他のエディターでは使えない(難しい)。

ワードやエクセルはms-imeやatokでないと受け付けない。これらは滅多に使 わないからよい。インターネットのホームページを閲覧するインターネット エクスプローラとかファイアフォックスそしてオペラなどのブラウザでグー グル検索する際は検索語欄に日本語入力が是非とも必要になる。

meadow以外での日本語入力にはms-imeやatokを使う。このとき普段使ってい るskkでのキー操作の癖が出る。漢字を入力しようとするとき、ついシフト キーを押してしまう。skkにおける仮名はローマ字入力後の確定操作が必要 ない。仮名はenterキーなしで確定する。漢字を入力しようとするときは、 先ずシフトキーを押してから漢字の読みをローマ字入力する。漢字の読みを 入力しおわったら仮名漢字変換キーのスペースキーを押す。候補の中から希 望のものを選んで確定する。

次にあるskk入力法の解説は分かりやすい。

「そして AquaSKK では、日本語の文法を一切解釈しない単語変換方式がベー スになっています。ユーザが自分の頭を使いながら主体的に変換ポイントを 決定することで、非常にスピーディな日本語入力が可能になります。この 「主体的」というところが、とても大切なポイントです。」

現在私のパソコンには仮名漢字変換としてwondows付属のms-imeと一太郎付 属のatokがある。これらのどちらを使うかはマウスかキーボードから簡単に 切り替えられる。キーボードからなら「ctrl+shift」とか「左alt+shift」 などを使う(これはキーボードのプロパティで設定する)。

ここにワードやエクセルでも使えるskkime98を入れることにする。三つの仮 名漢字変換は「ctrl+shift」によりサイクリックに切り替えられるようにな る。どれを使うかは自由である。使いにくいものはそのままにしておける。

一太郎が衰弱してしまった現在では仮名漢字変換としてwindows付属の ms-imeを使う人が殆どであろう。ワード・エクセルで事務仕事は片付く。皆 が使っている道具が一番無難である。パソコンに最初から付属してくるもの をわざわざ変えることもない。会社のパソコンはほぼ百パーセントms-ime である。しかし他のものを試してみるのも悪くない。最近マックな世界でも skkが使えるようになっている。

作者ページからダウンロードできる実行形式にはreadme.txtが含まれていな い。必要なくてもソースコードを一緒にダウンロードしてそれに含まれる readme.txtを読むとよい。とくに一世代前のskkime98に関するインターネッ ト上の記事は少ない。

私のパソコンはwinodws meであるために一世代前のskkime98を入れること になる。現在はwindows 2000以降用のskkime 1.5になっている。skkime98は skkime 1.0と呼ばれている。

ダウンロードしたアーカイブを解凍する。あまり深いディレクトリに置いた のではうっかり削除してしまう恐れがある。そこでd:\skkime98というディ レクトリを作って解凍したファイルをそこに移す。

インストールはd:\skkime98に移したファイルの中にあるskkime98.infを 右クリックしてインストールを選ぶだけである。呆気なく終わる。

次にwindowsのスタートメニューから設定→コントロールパネル→キーボー ドに進み言語タブから追加を選ぶ。skkime98 1.0が言語の追加ダイアログに 表示されていること確認してOKを押す。

skkを起動するには「alt+半角/全角」を押す。私のパソコンでは以上の操 作だけでskkを使って日本語入力ができるようになった。通常はskkの基本辞 書の場所をskkime98に設定しなければならない。既にskk辞書サーバー wceskkservを導入してあったためにその必要がなかった。

windowsで使える辞書サーバーは次にある。

私がwceskkservをダウンロードしたときには接続不能でした。リンクが切れ ていたらグーグルで「wceskkserv」を検索してグーグルのキャッシュを参照 ください。

skk辞書サーバーに関する設定はdefault.elに書かれている。emacs-lispに 馴染んでないと呪文に思える。最新版skkime 1.5ではキーボードのプロパティ にあるskkimeのプロパティでラジオボタン式に設定できるものが多くなって いる。skkime98 ではすべてを文字で書き込むようになっている、

skkime98を少し使ってみてユーザー辞書が作られてないらしいことに気付く。 いったん確定した仮名漢字変換の確定履歴が生きてない。つまり辞書が学習 してない。同じ読みの漢字を二回目に変換したとき、直前に確定させた候補 が一番目の候補として挙がってこない。

何回変換しても候補の順序が変わらない。それは基本辞書における順序であ る。skkime98のreadme.txtを読むとskkinput-jisyoにユーザー辞書を登録す るとある。そこでコントロールパネルのキーボードのプロパティから言語タ ブを出す。skkime98 1.0を選択してプロパティを押す。するとskkime98のプ ロパティが開く。

第1行目に「;; user setting」とだけ入力された状態の文字入力エリアがあ る。そこにユーザー辞書の保存場所とそのファイル名を入力する。

;;    user setting
(setq skkinput-jisyo "d:\\home\\skkinput-jisyo")

これを記入したら適用ボタンを押してからOKを押す。もう一度のOKでダイア ログを閉じる。skkによる仮名漢字変換で確定を何度か繰り返したら「alt+ 半角/全角」を押していったんskkを停止する。そうしたら設定した場所に ユーザー辞書d:\\home\\skkinput-jisyoが作られ保存されているのを見るこ とができる。

ユーザー辞書を削除しても変換履歴が出来る度に再作成される。使い始めに 実験で確かめておくとよい。skkを使い込むにつれてユーザー辞書は鍛えら れる。直近の変換結果を最上位候補として挙げるようになる。skkにおける ユーザー辞書の学習は常にオン状態にある。

meadowに日本語入力するときはmeadowのマクロ言語であるemacs-lispで書か れmeadow本体に内蔵された形の本家skkを使う。meadowにskkime98で入力す るとローマ字仮名入力は問題ないが漢字を入れようとすると文字化けする。

本家skkとskkime98を併用している場合は本家skkのユーザー辞書を参照する ようにできる。それにはskkime98のプロパティに次を加える。ユーザー辞書 の共用は避けたほうがよいと思う。

(setq skk-jisyo "d:\\home\\.skk-jisyo")

なお、skk辞書サーバーを設置しないときは適切(適当)なディレクトリにskk の基本辞書を置いてその場所をskkに知らせるためskkime98のプロパティ に次のような設定を書く。

(setq skk-aux-large-jisyo "d:\\skkdic\\SKK-JISYO.L")

なお、skkiime98の基本辞書SKK-JISYO.Lとして注釈なしの辞書が推奨されてい る。これは注釈付きであっても構わない。注釈とは変換候補(漢字)の後のセミ コロンに続く説明である。注釈付きの基本辞書を使うと(漢字) 確定で漢字と その注釈がそのまま漢字の読みと置き換わる。確定した後で注釈を削除するこ とを厭(いと)わないのであれば問題ない。注釈は候補の全てに付いているわけ ではない。時折削除するだけですむ。

注釈付きの辞書でも次を設定しておけば注釈が挿入されないという情報があ る。skkime98では効かないようである。

(setq skk-show-annotation nil)

skkのツールバーはまことにシンプルである。ツールバーというよりはskkの 状態を表わすインジケーターである。skkが生きているときは左上隅に赤点 が灯(とも)る。あとは「かなS」、「カナS」、「全英S」、直接入力なら 「SKK」そしてskkが停止したら「[--]S」になり左上隅の赤点が消える。マ ウスでクリックするとメニューが現れる。

skkは起動するときに「alt+半角/全角」を使うだけで「カタカナひらがな」、 「前候補 変換(次候補)」、「無変換」などのキーは使わない。ms-imeやatok ではこれらのキーを使う。いったい何が変わるのだろうかと首を傾げながら押 してみることが多い。

skkime98で「zコマンド」を使う

Emacs-Lispで書かれた元祖skkでは仮名入力時に「z」に続けて「[」を押す と二重鉤括弧「『」が入力できる。どうして「[」を使うかはキートップを 見ればすぐ分かる。キーの右上に「『」がある。

その他にも、仮名入力時に「z」を前置することで←↓↑→~『』・のよう な記号類や全角空白が一発で入力できる。この方法に特別な名前は付いてな いが「zコマンド」ということにする。zコマンドについては次に解説がある。

この方法によらないで鉤括弧を入力するにはシフトキーを押し「かぎかっこ」 と入力後スペースキーにより変換する。変換候補の一番目に「『」があると は限らない。スペースキーを何度か押す必要がある。「かぎかっこ」の代わ りに「かっこ」とか「きごう」を変換してもよい。

デフォルトのskkime98は「zコマンド」を受け付けない。出来るようにする には次の設定をする。windowsのスタートボタン→設定→コントロールパネル →キーボード→言語タブを出す。skkime98 1.0を選択してプロパティを押す。 skkime98のプロパティが表示される。第一行目に「;; user setting」とだけ 入力された文字入力エリアが開く。

ここはskkの基本辞書やユーザー辞書の設定場所である。ここに次のような 設定を付け加える。

;;	user setting
;; meadowユーザー辞書
(setq skk-jisyo "d:\\home\\.skk-jisyo")
;; skkime98ユーザー辞書
(setq skkinput-jisyo "d:\\home\\skkinput-jisyo")
;; 注釈拒否(効かない)
(setq skk-show-annotation nil)
;; zコマンド
(setq skk-rom-kana-rule-list (cons '("zh" nil ("←" . "←")) skk-rom-kana-rule-list))
(setq skk-rom-kana-rule-list (cons '("zj" nil ("↓" . "↓")) skk-rom-kana-rule-list))
(setq skk-rom-kana-rule-list (cons '("zk" nil ("↑" . "↑")) skk-rom-kana-rule-list))
(setq skk-rom-kana-rule-list (cons '("zl" nil ("→" . "→")) skk-rom-kana-rule-list))
(setq skk-rom-kana-rule-list (cons '("z-" nil ("~" . "~")) skk-rom-kana-rule-list))
(setq skk-rom-kana-rule-list (cons '("z[" nil ("『" . "『")) skk-rom-kana-rule-list))
(setq skk-rom-kana-rule-list (cons '("z]" nil ("』" . "』")) skk-rom-kana-rule-list))
(setq skk-rom-kana-rule-list (cons '("z " nil (" " . " ")) skk-rom-kana-rule-list))
(setq skk-rom-kana-rule-list (cons '("z/" nil ("・" . "・")) skk-rom-kana-rule-list))
(setq skk-rom-kana-rule-list (cons '("z," nil ("‥" . "‥")) skk-rom-kana-rule-list))
(setq skk-rom-kana-rule-list (cons '("z." nil ("…" . "…")) skk-rom-kana-rule-list))

なお、セミコロン以下の行末まではコメントになる。設定の仕方はskkime98 のインストールディテクトリにあるdefault.elを参考にする。この中で使わ れているemacs-lispのコマンド(関数)なら受け付けてくれる。一般のlispコ マンドは使えないかもしれない。

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2010年2月11日 (木)

meadow設定ファイル(~/.emacs)用のemacs-lisp予備知識

meadow設定ファイル(~/.emacs)用のemacs-lisp予備知識

Time-stamp: "Sun Dec 27 14:23:01 JST 2009"

テキストエディターmeadowのカズタマイズは設定ファイル~/.emacsに書く。 それはmeadowのマクロ言語であるemacs-lispで書かれる。マクロはエディター による編集作業を自動化するためのプログラミングになる。一番簡単なもの はキーボード操作を記録(キーボードマクロ)させて繰り返し作業の省力化を 図ることらしい。

設定ファイルに書くべき内容は経験者のものを真似ておけば間違いない。し かしどうしてそう書くのかを知りたい。呪文とかオマジナイで済ましたくな い。知識のない者でも腑(ふ)に落ちる説明が欲しい。

そこでLISPの文字が背表紙にある本を買い込む。インターネット常時接続 (ADSL)となった現在ではネット検索で知識をしこむことが多い。それ以前は パソコントラブルのような本に書かれてない特殊な事例をダイアルアップも あって手短かに検索して済ませる使い方しかできなかった。接続時間による 従量料金でなくなってからは長たらしいインターネット上の記事をゆっくり と読めるようになる。とは言っても一通りのことがまとめてある本を手元に 置きたい。

LISP本にある「クォート」という用語に引っ掛かる。手元にある何冊かを読 んでみるが歯切れは悪い。

たぶんLISPの参考書としては定評のあるP.H.ウィンストン・B.K.P.ホーン著 「LISP原書第3版(I)」1982年, 培風館のとあるページに次の記述がある。曰 く「そこにある引用符は気にしなくてよい。今説明するとめんどうなので後 で説明する。」そう書いてもその面倒な説明の書いてある個所への案内はいっ さいない。10ページほど後に何の断りもなくさりげなく「引用は評価を抑制 する」(見出しとして太字を使っている)とある。これを見つけるまでに前や 後ろをペラペラ何度もめくる。幸い以前に読んだときの付箋に助けられた。

「EmacsLispプログラミング入門」1998年, アスキー出版局とか広瀬雄二著 「やさしいEmacs-Lisp講座」1992年, カットシステムなどを取っ替え引っ替 えしながら読む。どれを見ても分かりにくい。LISPの使い手はどうしてこれ ほどまでに遠回りな説明をするのだろう。

これら二冊はある程度LISPの知識がある人向けだろう。基本はサラリと流し て応用を重視する。モヤモヤが晴れないことに嫌気がさしてLISP原書第3版 (I)を買い込む。そうするとこちらは詳しすぎて分からない。聞き慣れない 用語がこれでもかこれでもかと出てくる。これで確実にメゲる。

一番最近に買った本が山本和彦著「リスト遊び」2000年, 株式会社アスキー である。これらを引っ張り出して分かるところを拾い読みしている。LISPの 関連本は少ない。

「LISPは、全てのプログラミング言語の中でも2番目に古い高級言語であり、 現在でも広く使われている。ただし、最古の高級言語FORTRANと同様に、言 語仕様は初期と比べて大きく変化している。」

~/.emacsを見ると矢鱈と括弧がある。そしてそれは何重かの入れ子(ネスティ ング、nesting)式になっている。入れ子式括弧の一番外側にある括弧で括ら れた一塊が一つの仕事をしている。LISPプログラムの理解は一番外側の括弧 を見つけることから始まる。大抵のテキストエディターは一つの括弧の直前・ 直後か真上かにカーソルを持ってゆくとそれに対応する括弧を強調表示して くれる。一番外側の開き括弧はたぶん第一カラムにある。二番目以降の開き 括弧はプログラムを見易くするためのインデントにより開き括弧以前に空白 がある。ともかく一番外側を見つけることである。

内側に入れ子式の括弧がないものをリストと呼ぶ。実はリストはその内部の 要素として他のリストを入れることができるので入れ子式のものもリストに なる。

リストの中身は文字列か他のリストを空白を区切り(デミリタ)として何個か 並べたものである。括弧の前後には空白を入れなくてもまた何個入れても構 わない。リストの中の要素同士は一個またはそれ以上の空白で区切る。

機械に対してリストの要素の区切りを分からせるために是非とも入れなけれ ばならない空白とプログラムを作る人の読み易さを考えて入れる空白がある。 空白の入れすぎによるトラブルはないだろう。迷ったら入れた方がよい。

プログラムを読み易くするためにリストの要素のデミリタである空白列の中 に改行を混ぜてよいしデリミタを改行だけにしてもよい。リスト'(rose violet daisy buttercup)は次のようにも書ける。

'(rose
  violet
  daisy
  buttercup)

meadowの設定ファイルである~/.emacsの中では読み易くするためにリストの 要素区切りの空白列の中に改行を入れてあることが非常に多い。LISPの本は 例示だけで説明しない。

リストの開き括弧の前にクォート記号(')が付いている場合はそれ以降にあ るリストの先頭要素をコマンドと見なさない。クォートが付いてないリスト ではリストの先頭要素をコマンドと見なしそれ以降の要素をコマンドの引数 とみる。

リストの中身を機械がどう処理するかについては数式を書き表わすためのポー ランド記法を思い浮かべるのがよい。

「2+3」と書く代りに「+ 2 3」と書く方法をポーランド記法(前置記法)とい う。我々が一般に使う足される数どうしの間に演算子+を書いて「2足す3」 と書く方法を中置記法という。ポーランド記法は「足します2 と3」という 順序で英語式に見える。これを「2と3を足します」のように日本語式の順序 で「2 3 +」と書くなら逆ポーランド記法(後置記法)になる。

中置記法の「(1+3)*(2+4)」をポーランド記法に翻訳すると

「* + 1 3 + 2 4」

になる。中置記法のような括弧は要らない。その代りに演算子×、+と全て の数字を空白で区切らなければならない。そうしないと機械は(当然人間も) 演算子と各数字の間を区切れない。とくに+は数値の正負なのか演算子なの か迷う。また括弧がなくても分かると言っても可読性は極端に悪い。

そこで本来は不要の括弧を入れて次のように読み易くする。

(*(+ 1 3)(+ 2 4))

一番外側の括弧は一塊の数式であることを明示する。この形式はLISPで言う ところのリストになっている。リストはその内部の要素として他のリストを 入れることができる。各リストの最初の要素は演算子すなわちコマンドであ る。そして二番目以降はコマンドに対する引数ということになる。中置記法 の「1+2+3」をポーランド記法で書くなら

(+ 1 2 3)

となる。上記の例は二数の加算の結果の乗算だから三要素の入れ子式リスト になっている。リスト内の要素は幾つあってもよい。大切なことはリストの 最初の要素をコマンドとみなすことである。

なお、電卓で計算するときは中置記法がよい。中置式なら演算子の+や-そ して×が数値間を区切るデミリタとなるためにポーランド記法におけるデミ リタの空白を必要としない。

さて、この文章をmeadowで読んでいるなら、上記のLISP式を実行してみるこ とができる。例えば上記の(+ 1 2 3)の閉じ括弧の直後にカーソルがある状 態でC-x C-e (eval-last-sexp)を打てばエコー行に6と表示される。驚いた ことに独立行にあるLISP式ばかりだけでなくて、この段落内にある文章中に 埋もれているものでも実行できる。もし実行できなくてエラーメッセージが 出たなら機械がLISP式としてのデリミタ(開き括弧とか空白とか)を認識でき なくてそれ以前にある文字列を取り込んでしまい眩暈(めまい) を起こして いる。

変数に格納されている内容(数値や文字列)を確認したい場合は、変数名の直 後にカーソルを置いた状態でC-x C-e (eval-last-sexp)を使う。文章中に埋 もれた変数名の場合はその直前に隣接する文字列を取り込むのでたぶんエラー になる。次の

fill-column

の直後にカーソルを置いてC-x C-e (eval-last-sexp)を打つと、私のmeadow ではエコー行に70と表示される。自動詰め込みモードを使っているときの詰 め込み文字数fill-columnをこれで確認できる。もし 'fill-columnの直後に カーソルを置いてC-x C-eすると、クォートが評価を抑制するために変数の 内容ではなく変数名fill-columnがそのまま返る。なおクォートの前にデリ ミタとなる空白、括弧、改行の何れかがないとエラーになる。

LISP式の実行(LISPでは式の評価という)がmeadowのLisp Interactionモード (リスプ対話モード)である*scratch*バッファ以外でも使えることを意外に 思う。よく考えてみるとemacs-lisp はmeadowのマクロ言語である。エディ ターのマクロ言語とはエディターによる編集作業を自動化する。編集作業と は入力画面に文字を打ち込んだり消したりや切り貼りをすることである。エ ディターに打ち込んでいるとき裏でLISPプログラムが動いている。普段は自 分の打ち込んだ文字しか見えないだけである。

もし編集画面上にLISP式があって、それを実行するコマンドのC-x C-e (eval-last-sexp)を受け取ったらそれを実行する。しかし、これは文章の編 集作業ではないから編集画面に評価結果を出すことはできない。そこでエコー 行に結果を表示する。

エディターで文章を編集する際であっても文章中にあるLISP式の評価であっ てもLISPプログラムを実行することに変わりはない。テキストファイル中に 書かれたLISP式が評価(実行)できることは少しも不思議なことではない。 meadowはemacs-lispだけで出来上がってるのではないそうだが殆どの場面で LISPが動いているように見える。

meadowで編集しているテキストファイル内にLISP式があったらそれを評価し てみることができる他の例を挙げる。
たとえば(Meadow-version)の閉括弧の 直後(この場合は閉括弧直後にある「の」の文字の上に)にカーソルがある状 態でC-x C-e (eval-last-sexp)を打つとモード行に次が表示される。

"Meadow-2.10 (ASAGAO)"

このようにLISP式が文章中に埋もれていてもC-x C-eは効く。もしemacsのバー ジョン(ソースファイルのバージョンだろう)を知りたいのであれば
(emacs-version)に対して、その直後の「に」の文字にカーソルがある状態 で同様にすれば

"GNU Emacs 21.4.1 (i386-mingw-windows98.3000) of 2005.08.28 on CUBE"

のようにエコー行に表示される。二つのLISP式(Meadow-version)及び (emacs-version)は第一要素のみ、すなわち引数を持たないコマンドを実行 している。もし括弧を除いたもの(コマンド名の直後、この場合は閉括弧)に カーソルを置いて評価するとそれぞれ同名の変数が存在するならその内容が 返る。後者には同名の変数があって「"21.4.1"」が返る。前者ではエラーに なり、そのような変数はないことが分かる。

(注)LISP式が文章中に埋もれている場合はC-x C-e (eval-last-sexp)が直前の 隣接する文字を取り込んで失敗することがある。編集中の~/.emacsバッファで もC-x C-e (eval-last-sexp)は使える。現在設定中の変数の内容を見ることが できる。meadowから~/.emacsを編集する際はLisp Interactionモードで読み込 む。これをM-x text-modeで単なるテキストモードに変更してもC-x C-e (eval-last-sexp)は使える。

perl本は"Hello, world!"を表示させることから始まる。meadowを使ってい るならLISPを試す環境はそこにある。閉括弧の直後にカーソルを置いてC-x C-e (eval-last-sexp)を打つことで実行結果がエコー行に現れる。

(message "Hello, world!")

取り急ぎまとめた予備知識があれば~/.emacsの内容が呪文からボンヤリなが らも分かるものになりそうな気がする。

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2010年2月 4日 (木)

もしもmouse(マウス)がなかったら…、どうする?(パソコン, PC)

マウスを付け忘れたというのではなくてマウスはあっても、それ の使用を控えるとか、またはまったく使わわないですますことができるかど うかということである。マウスで線画を描くことをキーボードで代行するこ とは土台ムリであり効率的とはいえない。そうではなく文字入力する場合を 考える。

meadowでテキストファイルを編集する

Time-stamp: "Wed Feb 03 09:38:40 JST 2010"

私は普段の文章書きにテキストエディターのmeadow(メドゥ)を使う。meadow ならテキストファイルの編集にマウスをまったく使わないで済む。

まずパソコンのスイッチを入れる。windowsが起動完了したらCtrlキーを押 しながらEscキーを押す。この操作はパソコン画面の下辺にあるタスクバー の左端にあるスタートボタンをマウスでクリックすることに相当する。スター トボタンからポップアップメニューが表示される。矢印キーを使ってテキス トエディターのmeadowを選択状態にしてEnterキーを押す。(スタートメニュー のトップにmeaowを登録しているから速い。そうでない場合は矢印キーを使 いメニューを順次たどらなければならない。)

meadowが起動したらCtrlキーを押したままの状態で「X」と「F」のキーを順 番に押す。そうするとmeadow画面の最下行のモード行と名付けられた場所に 「Find file: 」と表示されカーソルがその文字列の直後で点滅して入力待 ちになる。

ここにmeadowで編集したいテキストファイルのファイル名をフルパスで入力 する。例えば「d:/home/honyara.txt」という風に。厄介なのはこれから編 集しようとするテキストファイルがパソコンのハードディスクの何処にある かを憶えてないといけないことである。

ハードディスクのドライブ名とそのルートディレクトリからファイルの存在 するディレクトリまでのディレクトリの連鎖とファイル名が分からなければ 入力できない(ディレクトリとはフォルダのこと)。

そのファイルがディレクトリのツリー(木)構造の深い階層にある場合はそこ までのファイルパスを一文字の間違いもなく入力することは至難である。そ こでディレクトリやファイルの名前の最初の一文字ないし数文字を入力して Tabキーを押せば候補名一覧を表示してくれる補完機能がある。

こうして編集しようとするファイルを探し当てる。「Find file: 」のあと に目的のディレクトリ付きファイル名が表示されたらEnterキーを押す。 今迄に編集したことのある既存のファイルであればファイル名の最初 の数文字、運が悪ければファイル名の尻尾部分の拡張子「.txt」より前の部 分のほとんど全部を入力しなければならない。

何文字か入れる度にTabキーを押すと次第に候補の数が減ってくる。拡張子 まで表示されている状態でTabキーを押すとファイル名の直後に[Sole completion]の文字が現れて確定したことが分かる。Enterキーを押すと希望 のファイルが開かれる。

もしも候補がないときはカーソル位置に[No mach]と表示される。その際は 自分で適切なファイル名を入力することになる。そしてEnterキーを押すと モード行に(New file)と表示される。このときのファイル名は編集を終えて ハードディスクに保存するときに使うものである。保存するまでに入力した 内容はmeadowが保持しているだけである。

パソコンのスイッチを入れてからmeadowでテキストファイルを開いて編集開 始(文字入力)するまでマウスに触れていない。

秀丸エディターでテキストファイルを編集する

テキストファイルを秀丸エディターで開く操作をマウスを使わないでするこ とにする。方法は何通りもあるかもしれない。以下は一例です。

Ctrlを押しながらEscを押してスタートメニューを表示させる。矢印キーに より秀丸エディターを選択してEnterを押す。これで秀丸エディターが起動 する。

次は目的のテキストファイルを開く手順になる。Altを押しながらFを押すと ファイルメニューのドロップダウンメニューが開く。矢印キーで「開く」を 選択してEnterを押す。あるいはすぐにO(openのオー)を押す。そうするとファ イルを選択するためのダイアログボックスが現れる。

あるいは直接にCtrlを押しながらOを押すことでファイル選択ダイアログを 一発で表示させることもできる。この特別なキーの組み合せ操作をショート カットキーと呼ぶ。meadowではファイルを開く際にCtrlを押しながらX、Fを 順次押す。これに相当するショートカットキーが秀丸ではCtrlを押しながら のOになる。

これから先のファイルを選択する手順は面倒である。ここで使えるのは項目 を順番に移動するためのTab(と逆順のためのShift)キー、そして項目内を選 択をする矢印キーと決定のEnter、キャンセルのEscだろう。(他にも方法が あるかもしれない。出来ないことはないという意味のヒントです)

meadowと同じようにフルパスのファイル名を打ち込む方法を取ることもでき る。秀丸エディターの画面が最前面にある状態で「ctrl+o」(コントロール キーとアルファベットの「オー」キーの同時押し)を押すとどこかのフォル ダ(ディレクトリ)のファイル一覧を表示したダイアログが出る。そしてカー ソルはファイル名入力窓で点滅して入力待ち状態になる。

ここでどこのディレクトリが表示されているかは無視してドライブ名から始 まるファイルのフルパスを「d:\home\comp\honyara.txt」という風に入力す る。マウスを使いたくなるのを我慢して表示されているフォルダに目的のファ イルがあってもなくても構わずに目的のファイルのフルパスをキーボードか ら打ち込む。たぶん一文字入力する毎に候補ファイルがドロップダウンメ ニューに表示され絞り込まれてゆく。拡張子まで入力したところで確定した らenterキーを押す。

ファイルがハードディスクのどこあるかを憶えているならマウスを使うより ファイルのフルパスを入力するほうが速い。そうはいってもダイアログボッ クスが出たらマウスを使いたくなる。それが習慣になっている。

もしmouse(マウス)がなかったら…、どうする?(パソコン, PC)

マウスが使えるならテキストエディター、いやwindowsを起動してから 文字入力に漕ぎ着けるまでにキーボードを触わる必要はない。全部をマウス で処理できる。ローマ字入力で文章を打ち込もうとするときに初めてキーボー ドに触る。まずは最初に半角/全角などの仮名漢字変換をオンにするキーを 押す(これもマウスで出来る)。文字入力にもマウスを使えるが効率は悪い。

マウスが使えることでキーボードを文字入力に専念させることができる。ファ イルを開くとか保存する、そして印刷するなどといった文字を入力する以外 の操作をすべてマウスに押し付けることができる。

キーボードを文字入力専用にしてそれ以外の操作をマウスに任せてしまえる ことこそが、パソコンを誰もが使いこなせるというパソコンの大衆化に絶大 な貢献をしている。例えばパソコンの主な用途がネットサーフィンという場 合はキーボードをさわる必要は殆どない。文書を作成する文字入力はサッパ リでパソコンを忌避していたがネットサーフィンする方法を憶えた途端に嬉々 としてパソコンに触り始める老人の話しはよく聞く。

もしマウスがなかったら、パソコンの起動はスイッチオンでOKとしても、ワー ドやエクセルなどのソフトをどのようにして引っ張り出したらよいのだろう と考え込む。キーボードしか使えないとしてその迂回手順を試してみるとマ ウスの有り難みが身に染みて分かる。

キーボードの使い初めはたぶん二本の人差し指だけを使っての入力だろう。 希望のキーがどこにあるのか見当が付かない。QWERTY(クゥワーティ、数字 キー下のアルファベットキーの並びそのままの名前)配列という奇妙なキー の並びに馴染めない。

英米人であれば昔から機械式タイプライターを使うことでキーボードに違和 感がない。日本ではカナタイプというものが昔はあったと聞くくらいでキー ボードを使うことは先ず考えられない。パソコンを使いこなすにはキーボー ドのキー配列を指先に憶えこますという険しい山越えが必要になる。

キー配列で既に悩んでいるというのに、文字入力以外の操作を同じキーボー ドから何やらヘンテコリンなキーの組み合わせ(ショートカットキー)でしな ければならない。そしてそれは暗記するしかない。キー配列でとまどってい るのに更にショートカットキーを憶えろと言われる。パソコンを投げ出して しまいたくなる。

マウスが使えるならエディター画面の上辺にあるメニューバーに並んだ項目 をクリックして必要ならば何段階かの下層にある希望のメニューを見つける ことができる。幸いなことにwindowsパソコンのメニューはソフトウェアが 違っても似通った順番で配置されている。幾つかのソフトを使っているうち に察しがつくようになる。知らないソフトでもそのメニューはこの辺りにあ りそうと当りをつけてマウスを動かしていると見つかるものである。

たいていのソフトはマニュアルを読まなくても、パソコンのマウスを使って つつきまわしているうちに何となく分かるように作られている。なにせ現代 では小学校に入る前からパソコンに触っている。マニュアルは理解(読むこ とがすでに無理)できなくても試行錯誤の繰り返しで立派に使いこなしてい るではないか。たぶん年を取るほどに臆病になり人に頼るとか説明が無けれ ば不安になる。ヘンな扱いで機械を壊すのではないかと恐れる。よっぽど酷 いことをしない限り取り返しのつかないようなことはおこらない。

一番辛いのは延々と入力して作り上げた成果物を一寸した不注意で一瞬のう ちに失なってしまうことである。それに比べればソフトウェアの一つや二つ がぶっこわれたってどうってことはない。再インストールで復活するのだか ら。失われたデータファイルの復活は至難の技である。

我が家では子供が小さいうちもパソコンには何の操作制限もかけずに自由に 触れるようにしていた。あるときwindowsが起動しなくなった。止むなく windowsを再インストールしたのだがその際にwindows95というディレクトリ が新たに作られてそこにwindowsがインストールされていることに気付く。 windowsが起動しなくなったら起動フロッピーで起動してハードディスクの 様子を眺めることがでた。しかしその頃はまだその知識がなかった。 windowsが動くようになってからハードディスクを覗くと突拍子もない場所 にwindowsディレクトリがぶら下がっている。いったいなんでこんなことに なったのだろうと首を傾げる。こんなことが簡単にできるのだろうかといぶ かしく思う。幸いなことにパソコンが只の箱もしくは暖房機になるという不 幸にはならなかった。それ以後もパソコンに操作制限は掛けていない。

meadow及びvimエディター

meadowにも編集画面の上辺にメニューバーがある。秀丸エディターと同じ ようにfileメニューをクリックしてopen fileといったメニュー項目からのド ロップダウンメニューによりファイル選択に進めるようになっている。そのメ ニューバーは設定により表示しないようにできる。

メニューバーを表示しない設定がmeadowにあるのは、たぶんmeadowが開発 された当時は未だマウスが発明されてなかった、あるいはあったとしてもマウ スなんてカッタるいものは使ってられないというプロフェッショナル気質がマ ウスを拒否したのだろう。

私は、パソコンを買い込んだ1995年以前に、文章書きにはワープロソフトよ りはテキストエディターの方が軽くて便利と解説本で知る。もっとも最初は プレインストールの一太郎を使いこなせるようになりたいと練習する。その 頃は電話帳ほどもあるマニュアルが付属していた。これらは具体性に乏しく 手取り足取りといった記述ではない。別に虎の巻的な本を何冊か買う。

一太郎を何のために使うかというと清書機械としてであった。文案を紙のノー トに書いたらそれを見ながら一太郎に入力する。パソコン教室でもおそらく そういう方法で学んでいるだろう。印刷された出来上がりを見せられてその 通りのものを複製する方法で操作法を習得する。

独学であってもたぶんそうする。一番困るのは作るべき文書がない(使い道 がない)ことである。町内会とか子供会の回覧を作るぐらいしか出番がない。 キーボードを操る指使いに手間取り頭の中で文案を練りながら直接にパソコ ン画面に入力する余裕はない。

一応一太郎に慣れのでテキストエディターの秀丸を使おうとする。一太郎 はパソコンを買ったときすでにインストールされている。秀丸は自分でインス トールしなければならない。インストール作業は簡単な操作であるが初めての こととなればエイヤーッの思い切りがいる。

秀丸が使えるようになっても使い道がない。パソコンに直接入力する習慣が つかない。相変わらずお手本を見ながら一本指で入力する。入力に時間が掛 かるから予め原稿を作っておく。やはり清書機械である。

テキストエディターの使い方でウロウロしているときに世界最高峰のエディ ターと言われるemacs (イーマックス)を知る。切っ掛けは組版ソフトLaTeX の利用にemacsが便利ということからだった。

今は三重大学の教授で、その当時は松阪大学の教授であられた奥村晴彦先生 の著書「LaTeX2e美文書作成入門」初版, 技術評論社刊でwindows版のemacs であるmedow(当時はmule)を知ることになる。

最初はLaTeXを始めることが目的であった。本の付録に8センチのcdがあり LaTeX関連ファイルと共にmeadow(当時はmedowの前身でmulu、ミュールと言っ ていた)が入っていた。関係ファイルをパソコンのハードディスクにそのま まに丸ごとコピーして少しばかりの設定をすればLaTeXが使えるようになる。

LaTeXが使えるようになった段階でmuleの導入を決断する。muleがインストー ルできても最初のうちはそれを使うのがまことに面倒であった。メニューバー をマウスでつつけば文字入力できる状態に持っていけるけれども、mule本来 の使い方であるキーボードのみで操作する方法を身につけたい。しかしキー の組み合せが憶えられない。それほど多くを憶えなくてもよいのだがイザ操 作しようとすると不安が頭をよぎりマニュアル本を確認する。やりたいこと がすぐに出来ないジレッタさのストレスで投げ出しそうになる。

このときマウスの有り難さを痛いほどに実感する。マウスさえあればすぐに 文字入力が始められる。meadowはそこに辿り着くまでに一苦労する。

美文書入門の奥付には平成9年発行とある。meadowを使い始めてから少なく ても五年以上ということになる。今ではこのブログを含めてあらゆる作文の ためにmeadowを使っている。ワードを使うときでも下書きはmeadowで作り、 出来上がったテキストファイルをワードに読み込ませて整形作業するという ことが多い。

何時の頃からは分からないがパソコンを清書機械として使うことは少なくな る。このブログもmeadowへ直接に打ち込みココログの作成画面へコピーアン ドペーストで貼り付けている。ココログの元原稿はパソコンのハードディス ク上にしかない。紙に印刷したものがまったくない電子情報になっている。

meadowは文章を書くにあたって便利な機能をマクロでこなしている。その数 量は半端ではない。それはインストールファイルのサイズを見れば分かる。

現在秀丸エディターのアーカイブファイルのサイズは1.80MBである。それに 対してmeadowは21.6MBもある。

meadowを使い始めるとハマる。見事にハマる。こんなに便利なものはない。 なお、meadowには紙へ成果物を印刷する機能がない。もともとテキストエディ ターはコンピューターのプログラムを書くためにあるからというのがその理由 になる。プログラムを印刷するよりは早々に実行して予定通り動くがどうかを 試すことが最優先課題である。完成したら紙に印刷して閲覧に供するが開発途 中の印刷は不要である。

emacsよりちょっぴり古いエディターにviがある。この改良型でimproved(改 善、改良されたの意味)のmを付けたvimがある。windows版の本家は次にある。 ここからダウンロードしたものでも日本語を扱うに問題はない。若干の設定 は必要になる。メニューは日本語表示になったと記憶する。

日本国用にアレンジされたものは次にある。ヘルプまで日本語になるかどう かは分からない。

vimをすぐ使えるようにしてはいるが滅多に出番はない。やはり先発の meadowのほうが慣れているぶん使いやすい。エディターといっても機能は幅 広い。使い倒すという境地には永遠に到達できないだろう。備わっていても 使ったことのない機能が山ほどにある。未だに、使ったことのない操作法を 新発見や再発見している。

マウス(mouse)とタッチパッド(touchpad)

私が住む場所の最寄り駅は瀬戸内海地方の田園地帯にある田舎駅である。そ んな駅でもホームでノートパソコンを使っている人を見掛けることがある。 もちろん電池駆動でマウスはない。必要とあればたぶんタッチパッドを使う のであろう。それこそラップトップというに相応しい状況で膝上に置いてキー ボードを叩いている。マウスを接続しても机がないから使うことができない。

タッチパッドは慣れないとうまく使えない。マウスに比べるとジレッたい思 いをする。しかしキーボードではやりにくい操作にはタッチパッドを使うし かない。日頃使わないから当然に慣れてない。使いにくいものである。

最近はノートブックパソコンより小さいネットブックと呼ばれるパソコンが ある。大学ノートに対して一頃流行ったシステム手帳という感じがする。会 社の電気設備関係の出入り業者の作業員が持ち込んで使っているのをよく見 かける。確かマウスを使っているようだった。まだパソコン本体よりマウス の方が小さいからつないでも違和感はない。マウスを使えない状況で使う向 きに作られているからタッチパッドが付いているだろう。

ネットブックより更に小さいいわゆるケータイ端末ではマウスをつなぐ発想 はない。マウスは嵩張(かさば)って使い物にならない。ボタン操作一本槍で あった。そこへ表示画面そのものをタッチパッドにしてしまうアイデアが湧 いたらしい。画面上の一点を選択するのがマウスの役目だからマウスが使え ない環境では画面そのものに人指し指でタッチすることでマウスの役目をさ せればいいではないかということだろう。

外部に器具を接続するのではなく直接に指先で選択する。金融機関のATMと かセルフサービスのガソリンスタンドそして病院の支払い機などでも見かける。 表示画面から離れた場所にあるボタンを押すよりは画面上にあるボタンに触れる 方が分かり易い。しかし画面では押しボタンのように凹(へこ) む感覚(手応え) がないので機械が受け付けたかどうかに不安がある。そこでボタンに触れたこ とを機械が認識したらピッと音が出るようにしてある。反応がないので思わず 二度押ししたら品物が二つ出てきてしまったというのでは大いに困るのである。

ピッ音が憚られるなら表示画面の構成部品が変形してゆく様子をアニメーショ ン化して押したり引いたり摘んだりズラしたりの動きをさせる。聴覚用ではなく 視覚向けな応答にする。

新しい機械は、使うのがまったく初めてだととまどう。私の使っているセル フのガソリンスタンドでガソリン計量器と支払機を新規更新したことがある。 白髪の目立つ年寄りが来たことを心配して、そして機械の更新により手順が 変わったこともあってか店員さんが親切に説明してくれた。張り紙に文字で どんなに詳しく説明されていても思わず手の動きが止まり宙を舞う雰囲気に なる。小さい文字が読み辛いもある。アー、ヤレヤレ、有難い、と思った。 若い人は察しが速いが高齢者は飲み込みが遅くて迷いやすい。

ここで言いたいことはケータイ端末の表示画面を指で直接に触れてメニュー を選ぶ操作は指先をマウスとして使っているのだなあということである。設 備費用ゼロ円のマウスである。マウスというのはまことに偉大な発明である。 マウスが無い状態を是非とも仮想体験していただきたい。我々がどれほどま でにマウスを頼りきっているかを。

「ダグラス・エンゲルバートが1961 年に世界で最初のマウスを発表した。 当初それぞれx・y軸の動作を検出する二つの車輪を底面に装備していたが、 のちに車輪は内蔵され、底面に露出したボールによって間接的に車輪を動か す方式(ボール方式)が主流となった。この方式は斜め方向の動作の検出が しやすい、微妙な手の動きを伝えやすいなどの利点があったが、その反面デ スク上の埃を巻き込んで次第に快適な動作性能を失っていくため、ときおり 分解清掃をする必要がある。」

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